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ローコストH.M.の家はなぜ安い?(1) [ハウスメーカー選び]

 最近のローコストH.M.の広告を見ていると、設備の豪華さに目を見張ります。かっぱはこういう広告を見るのが好きで (^-^) 、自分は既に他と契約しているのに、おお、○○ホームはLow-Eガラスまで標準装備となったぞ・・・とか、△△△ホームの高気密・高断熱仕様は気密測定が標準に追加されたのか・・・とか、何となく嬉しくなってしまいます(でも自分が契約しているH.M.の標準仕様が価格据え置きで豪華になったら悲しいでしょうねぇ・・・)。
 それはさておき、ローコストH.M.はこれだけ豪華な設備を付けながら、安い坪単価を謳っています。諸経費やオプションで補っているとはいえ、一体どこでコストダウンしているのでしょうか。
 営業マンに聞けば、大手ほど宣伝やモデルハウスの維持コストがかからない、とか、特定の設備を大量に発注することによって仕入れ値を下げている、とか説明します。ここまでなら住宅の質に影響しませんから、顧客に知らせても問題はないでしょうしそれで納得してもらえることも多いと思います。でもローコストH.M.にだって営業マンはいるし、モデルハウスもありますから維持コストも掛かります。それに最近では設備の仕入れ価格(掛け率)はどこでも差が無くなってきています。ですから大手はともかく、モデルハウスや営業マンを置かない地元工務店より安く建てるためには、もっと大きくコストを削減する仕組みがなければなりません。
 コストダウンの基本的スタンスとして、家ができてから目に見えなくなる部分のコストをカットするというのが前提となるでしょう。使用部材の質を落としてコストダウンしても限度があり、一定品質以下のものを使用するとクレームのもととなります。目に見えなくなってしまうもの、それは「人件費」です。ローコストH.M.が住宅を安く提供できるのは以下の理由によります。

1.下請け費用を安く抑える

 これが最も大きな要因でしょう。当然職人の手間賃も低く抑えられます。通常工賃は手間請負として支払われますから、一つの工程を3日で仕上げようが、5日で仕上げようが、支払われる手間賃の総額に変わりはありません。そうであればできるだけ短時間で仕上げようとするのが当然で、手間賃が安ければその傾向に拍車が掛かります。その結果、仕上がりは「それなり」のものとなるでしょう。よくローコストH.M.は大工さんの当たり外れが大きいと言われます。運良く本来もっと高い手間賃で働くべき技能を持った職人さんが手がけてくれた場合は、出来映えも良くなるでしょう。そうではなく、その手間賃相応の人(例えば本来大工ではなく土木工事の作業員から転向した人等)が手がけるのであれば、粗雑な出来になる可能性があります。この場合、後で見えなくなってしまう部分は確認のしようが無くなりますので、施主自身がそれなりの専門知識を持ってチェックしなければなりません。ローコストH.M.で建てられた方のブログやHPを見ていくと、専門知識がある方ほど現場のチェックを仔細に行い、おかしな所を修正させています。逆に専門知識がなければ現場を見てもこんなものだと思って見過ごしてしまうでしょう。
 何故安い請負費で下請けの工務店がローコストH.M.の仕事を請け負うかですが、安くても仕事が継続的に入るということでしょうか。工務店を経営している方のブログやHPを見ていると、ローコストH.M.から仕事を打診されても、請負費が安く工事の質を担保できないので断る例も多いようです。
 大手H.M.で建てられた方のブログは余り調べておらず、大手の施工実態は不明なのですが、ちゃんとしているようなら価格差の一部は安心料でしょうか。

 1.だけで大分長くなってしまいました。続きは後日に・・・

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